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あのキャラクターが著作権切れ!

米ウォルト・ディズニーの人気キャラクター「ミッキーマウス」の初代版の著作権の保護期間が、アメリカで2023年末で切れました
すでにアメリカでは、誰でも原則自由に二次創作ができるようになり、動画やゲームなどで利用する動きが広がっています。

1928年公開の「蒸気船ウィリー」が95年経過し、この映画に登場する初代版のミッキーマウスの著作権が切れました。
著作権が切れたのはこの初代版だけで、デザインが異なる他のミッキーマウスは引き続き著作権に保護されており、さらには「ミッキーマウス」という名称も商標権として保護されています
さらに著作権が切れたのはアメリカでの話で、日本では話が複雑のようで、この初代版の著作権期間はあいまいのようです。

アメリカでの著作権保護期間は当初55年間で1984年には著作権切れになる予定でしたが、1976年の制定された著作権法によってすべての著作権の保護期間が75年に延長されました。
しかし1998年、アメリカ議会が「ミッキーマウス保護法(1998年著作権延長法)」と呼ばれる法律を可決し、著作権の保護期間をさらに20年延長したため、現在でも95年間となっています。

ちなみに同映画に登場している初代版のミニーマウスも著作権が切れました。
さらにドナルドダックも2029年に切れてしまいます。

著作権が切れるとどうなるのか

では著作権が切れるとどうなるのでしょうか。
著作権が切れることを「パブリックドメイン」といいます。
今回は初代版のデザインと映画の著作権が切れるだけのため、映画の無断配信やグッズの製造販売が可能になります。
もちろん「ミッキーマウス」という名称は利用できないため、商品名や店名などに使うことは不可です。

実はミッキーマウスよりも前、2021年末に「くまのプー」が著作権切れとなっており、ホラー映画に登場したケースがあります。
このミッキーマウスもすでにホラー映画に登場したり、生成AIで使われたりしているため、今後さらに二次創作が増えてくることも考えられます。
ただ、ディズニーは「蒸気船ウィリー」の商標を持っており、ミッキーが「蒸気船ウィリー」で蒸気船を操縦している姿が描かれているディズニーアニメーションスタジオのロゴの商標も更新しているため、二次創作のハードルは高く、ディズニー自体に大きな影響はないと見られています。

日本で著作権はいつ切れるのか

先程日本の著作権切れは話が複雑と述べましたが、著作権は国ごとで異なり、日本では著作者の死後70年という保護期間があります。
しかし日本は「戦時加算」という義務があり、アメリカなどの戦前の連合国作品は10年5ヶ月保護期間が延長されています。
それを考慮しても2020年に初代版のミッキーマウスは著作権切れとなっていますが、さらに映画製作の前に著作者が描いたミッキーマウスの原画があり、これを映画とは別物として考えると2052年まで著作権が継続することになるそうです。

そのため日本では安易に二次創作をしないほうがいいということですね。
気をつけましょう。


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