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Excel 365で覚えておきたい4つの便利な関数!MOSの出題範囲を分かりやすく解説

Excel 365には、これまでのExcelよりも便利な機能や関数が追加されています。

その中でも、MOS Excel 365(MO-210)の学習で押さえておきたいのが、次の4つの関数です。

関数主な用途
RANDBETWEEN指定した範囲内の整数をランダムに作る
SEQUENCE連続した数字を自動的に作る
SORTデータを自動的に並べ替える
UNIQUE重複しないデータだけを取り出す

SEQUENCE・SORT・UNIQUEは、Excel 2019のMOS試験からExcel 365のMOS試験へ変わる際に、新たに公式出題範囲へ加わった関数です。

RANDBETWEENはExcel 365で新登場した関数ではありませんが、MOS Excel 365の公式出題範囲に含まれており、SEQUENCEと一緒に数値データを作成する問題で使用する可能性があります。

今回は、4つの関数の使い方と、どのような場面で便利なのかを、Excel初心者の方にも分かりやすくご紹介します!

① RANDBETWEEN関数|指定した範囲の数字をランダムに作成!

RANDBETWEEN関数は、指定した最小値から最大値までの範囲内で、整数をランダムに表示する関数です。

基本の入力例

=RANDBETWEEN(1,100)

この数式を入力すると、1から100までの整数がランダムに1つ表示されます。

例えば、「37」と表示されることもあれば、再計算によって「82」などの別の数字へ変わることもあります。

どんなときに便利?

RANDBETWEEN関数は、次のような場面で活用できます。

  • 練習用の売上データを作る
  • テスト用の点数を作る
  • 抽選番号を決める
  • サンプルデータを作成する
  • 関数やグラフの練習に使う数値を準備する

例えば、50点から100点までのテスト結果を作りたい場合は、次のように入力します。

=RANDBETWEEN(50,100)

この数式を下のセルへコピーすれば、50点から100点までのランダムな点数をまとめて作成できます。

数字が変わる点に注意!

RANDBETWEEN関数で作成した数字は、セルの内容を変更したときや再計算を行ったときに変化します。

表示された数字を固定したい場合は、作成した数字をコピーし、「値の貼り付け」を行いましょう。

数式ではなく数字そのものが貼り付けられるため、それ以降は再計算しても変更されません。

② SEQUENCE関数|連続する番号を一瞬で作成!

SEQUENCE関数は、1・2・3・4……という連続した数字を自動的に作成する関数です。

基本の入力例

=SEQUENCE(10)

この数式を入力すると、1から10までの数字が縦方向に自動で表示されます。

どんなときに便利?

例えば、次のような番号を作成するときに便利です。

  • 名簿の通し番号
  • 商品番号
  • 整理番号
  • 1月から12月までの月番号
  • 日付やスケジュールの作成
  • 練習用データの作成

これまでは「1」と「2」を入力して、オートフィルで下までコピーする方法が一般的でした。

SEQUENCE関数なら、数式を1つ入力するだけで必要な数の連続データを作成できます。

100から5ずつ増やす場合

=SEQUENCE(5,1,100,5)

この数式では、次のような結果が表示されます。

100
105
110
115
120

数式の意味は次のとおりです。

=SEQUENCE(行数,列数,開始する数字,増える数)

「どこから始めるのか」「いくつずつ増やすのか」も自由に指定できるため、大量の連続データを作成するときに便利です。

RANDBETWEENとSEQUENCEの違いは?

どちらも数字を作成する関数ですが、作られる数字に違いがあります。

関数作られる数字
RANDBETWEEN指定した範囲内のランダムな整数
SEQUENCE規則的に増減する連続した数字

例えば、社員番号のような連続した番号にはSEQUENCE関数、練習用の売上金額にはRANDBETWEEN関数が向いています。

目的に合わせて使い分けることが大切です。

③ SORT関数|データを自動的に並べ替える!

SORT関数は、指定した範囲のデータを昇順または降順に並べ替える関数です。

基本の入力例

=SORT(A2:C10,3,-1)

この例では、A2からC10までのデータを、3列目の数値が大きい順に並べ替えます。

並べ替え順には、次の数字を指定します。

  • 「1」:昇順
  • 「-1」:降順

どんなときに便利?

SORT関数は、次のような場面で活用できます。

  • 売上金額が高い順に表示する
  • テストの点数が高い順に並べる
  • 名前を五十音順に並べる
  • 日付が新しい順に表示する
  • 商品を価格の安い順に並べる

通常の「並べ替え」機能では、元の表そのものの順番が変わります。

一方、SORT関数を使うと、元の表をそのまま残しながら、別の場所に並べ替えた結果を表示できます。

元の表を変更すると並べ替えた結果も自動更新されるため、毎回並べ替えをやり直す必要がありません。

④ UNIQUE関数|重複したデータを自動的に整理!

UNIQUE関数は、一覧の中から重複しているデータを除き、異なる値だけを取り出す関数です。

基本の入力例

=UNIQUE(B2:B100)

B2からB100までに同じ名前や商品名が複数入力されていても、それぞれを1件ずつにまとめて表示できます。

どんなときに便利?

UNIQUE関数は、次のような一覧を作成するときに便利です。

  • 顧客名の一覧
  • 商品カテゴリーの一覧
  • 担当者名の一覧
  • 都道府県や地域の一覧
  • アンケート回答の種類
  • 重複しない商品名の一覧

これまでは「重複の削除」などの機能を使って整理する必要がありました。

UNIQUE関数なら、元のデータを残したまま、重複のない一覧を別の場所へ自動作成できます。

元のデータに新しい項目が追加されたときも、参照範囲内であれば結果へ反映されます。

SORT関数とUNIQUE関数を組み合わせるとさらに便利!

Excelの関数は、組み合わせることでさらに便利になります。

例えば、重複を除いた一覧を五十音順や数字順に並べたい場合は、次のように入力します。

=SORT(UNIQUE(B2:B100))

この数式だけで、次の2つの作業をまとめて行えます。

  1. UNIQUE関数で重複を除く
  2. SORT関数で順番に並べる

元のデータを変更しても一覧が自動的に更新されるため、名簿や商品リストなど、日常的に内容が増える表で特に便利です。

Excel 365の「スピル」を知っておこう!

SEQUENCE・SORT・UNIQUEの各関数では、1つのセルに入力した数式の結果が、必要な数のセルへ自動的に広がります。

この仕組みを「スピル」といいます。

例えば、次の数式を1つのセルに入力します。

=SEQUENCE(10)

すると、1つのセルだけではなく、その下のセルへ1から10までの数字が自動的に表示されます。

ただし、結果が表示される予定のセルに、すでに文字や数字が入力されていると「#SPILL!」というエラーが表示されます。

その場合は、結果が広がる範囲に入力されているデータを消すか、数式を空いている場所へ移動しましょう。

なお、RANDBETWEEN関数は1つの数式につき、基本的に1つの数字を表示します。複数のランダムな数字を作る場合は、数式をオートフィルでコピーします。

MOS試験では「関数名」だけでなく「用途」の理解が大切!

MOS試験では、必ずしも「○○関数を使用してください」と関数名が書かれるとは限りません。

例えば、次のような目的が示され、どの関数を使えばよいかを自分で判断することがあります。

  • 1から100までの整数をランダムに作成する
  • 1から20までの連続した数値を作成する
  • 売上高の大きい順にデータを表示する
  • 一覧から重複しない項目を取り出す

それぞれ対応する関数は次のとおりです。

指示の内容使用する関数
ランダムな整数を作るRANDBETWEEN
連続した数字を作るSEQUENCE
データを並べ替えるSORT
重複しない値を取り出すUNIQUE

関数名や数式の形を暗記するだけでなく、「何をするための関数なのか」を理解しておくことが、MOS対策では非常に重要です。

まとめ

今回ご紹介した4つの関数には、それぞれ次のような役割があります。

  • RANDBETWEEN:ランダムな整数を作成する
  • SEQUENCE:連続した数字を自動作成する
  • SORT:データを自動的に並べ替える
  • UNIQUE:重複しないデータを取り出す

特にSEQUENCE・SORT・UNIQUEは、Excel 365の便利さを実感しやすい関数です。

数式を1つ入力するだけで複数の結果を自動表示できるため、これまで時間がかかっていた作業を大幅に効率化できます。

まずは簡単なデータを使って、実際に数式を入力してみましょう!

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※この記事は2026年8月時点で公開されているMOS Excel 365(MO-210)の試験範囲をもとに作成しています。試験内容の詳細や最新情報は、Microsoft LearnのMOS Excel Associate公式ページをご確認ください。

参考:Microsoft公式解説
SEQUENCE関数SORT関数UNIQUE関数

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