【1/27更新】ホームページ作成のための第一歩!『URL』や『ドメイン』についてを深く知ろう!
こんにちは!パソコン教室わかるとできるイオン延岡校です。
この記事では、webページを閲覧する際によく見られる『URL』についてを深く掘り下げていきます。
- よくインターネットを利用する方
- メールでのやりとりを頻繁に行う方
- ホームページについて知りたい方
- 自分のページを持ってみたい方
などなど、たくさんの方に有用な記事となっていますので、ぜひ参考にしてください!
では、やっていきましょう!
まずURLとは?
まずはよく聞くIT用語『URL』についてを解説していきます。
当校の授業『デジタル基礎講座』を受講済みの方は知っているかもしれませんが、復習として読んでくださいね!
URL(Uniform Resource Locator)とは、インターネット上に存在するデータやサービスなどの場所を示す文言のこと、主にwebページの場所を表す方式として採用されています。
いわゆる『webサイトの住所』のようなものです。
URLはWebサイトごとに付けられ、同じURLが存在することはありません。
形としては、以下のようなものがほとんどです。
「スキーム名?ホスト?なんのこと?」
大丈夫!この記事で深堀していくところこそ、この『スキーム名』や『ホスト』、『ドメイン』についてなのです!
これらは、URLを構成する要素として様々な役割を担っています。
では、早速これらの解説を……と行きたいところですが、このURLの構造を理解するためには一つ大事な知識をつけておく必要があります。
それが次の項で解説する『IPアドレス』です!
IPアドレスってなに?
『IPアドレス』という単語は、ITに触れたことがある方には馴染み深いと思いますが、そうでない方にとってはあまり知られていない言葉です。
『IPアドレス』とは、コンピューターに割り当てられる住所のことを言います。
住所と聞くと、URLの説明に近いような気がしますね!
これはコンピューターが読む住所となるため、『198.51.100.123』のように数字で記されています。
(ちなみに上の例はIPv4という32bitで書かれた形式のアドレスです。IPv6という128bitで書かれた新しい形式のものも存在します)
このIPアドレスには、『どのネットワーク』、『どのコンピューター』という情報が書かれています。
このIPアドレスを使うことによって、インターネットのような、いわゆる『IPネットワーク』で通信相手を特定することができるのです。
※IPネットワークとは:
インターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)という通信規約によってデータの送受信を行うもののこと。
そして、このIPアドレスにはいくつかの種類があります。それが、
- グローバルIPアドレス
- プライベートIPアドレス
の二つです。
グローバルIPアドレス
『グローバルIPアドレス』とは、全世界で通用するIPアドレスです。
これは重複してはいけないアドレスであり、インターネットでやり取りする上で必須のIPアドレスとなっています。
実際の住所と同じようなものですね!
プライベートIPアドレス
『プライベートIPアドレス』とは、組織内のネットワークでのみ使用されるアドレスのことを言います。
現実の住所で例えると、グローバルIPアドレスが『○○県△△市××町~~』というのに対し、プライベートIPアドレスは『○○さんの家』のようなイメージです。
知り合い同士でなら「○○さんちに集合ね~」というだけで伝わりますが、どこの誰かも分からない人に「○○さんちに来てね~」と言っても伝わりませんよね。
プライベートIPアドレスは仲間内だけのアドレスなので、これだけではインターネット上で通信ができません。
そのため、『ブロードバンドルーター』という機器を用いてグローバルIPアドレスに変換してあげる必要があります。
「○○さんちにきてね~」→ブロードバンドルーター→「○○県△△市××町~~に来てください」
この『プライベートIPアドレス』を『グローバルIPアドレス』に変換する仕組みを『NAT(Network Address Translation)』と言います。
URLの構成
さて、ここまで『IPアドレス』についてを解説してきましたが、このIPアドレス……パッと見て何を書いてるのか分からなくないですか?
数字や英文字がびっしりと書かれているだけじゃ、これがどこのページに飛んでしまうのかを私たちは認識することができません。
そこで、偉い人は考えました。
「なら、このIPアドレスを人間が見やすいように『名前』で表そう!」
と。
ここからが本題です!
ここではURLの構成についてを解説していきます。
上の図でもあったように、URLは以下の要素で主に構成されています。
- スキーム名(通信規約)
- ホスト名
- ホスト
- ドメイン
- サブドメイン
順に解説していきます。
スキーム名(通信規約)
スキーム名(通信規約)とは、URLの先頭に記載されている『http』や『https』などのことです。
これは、いわゆる『通信するときのお約束』のようなもの。
私たち人間もそうですが、『通信』とはコミュニケーションです。ネットワークも例にもれず、決まった言葉同士でコミュニケーションを取っています。
例えば、私たち日本人の第一言語は日本語であり、日本語で話し合うと円滑なコミュニケーションを取ることができます。
しかし、急に英語やフランス語など、別の言語で話し出されると困ってしまいますよね。
これはネットワークの通信も同じで、同じ規格で通信を行わないと上手くコミュニケーションが取れないのです。
そのため、スキーム名という『ルール』を定め、「一緒の言葉で話しましょう!」とお互いが了承することにより、円滑な通信が可能になるのです。
ホスト名
ホスト名とは、URL内の『ホスト』と『ドメイン』が合体したもののことを言います。
なぜ先に『ホスト』や『ドメイン』を解説せずに『ホスト名』に行ったのかというと、先ほどのIPアドレスの説明と深く関わってくるからです。
IPアドレスは数字の羅列です。到底、私たち人間からすれば分かりにくい代物です。
そこで偉い人はまた考えました。
「IPアドレスが数字の羅列なら、それを人が読めるようにしたらよくない?」
そう、このホスト名とはIPアドレスを人間が読みやすい形にしたものなのです!
しかし、IPネットワーク上では、IPアドレスでしか通信相手を特定できません。
なので、ホスト名からIPアドレスに変換するという作業が行われます。この変換のために使われる情報が『hostsファイル』というものです。
さて、ここでURLの形の話に戻るのですが、
「なら、スキーム名とホスト名だけでいいんじゃないの?」
と思われる方もいるでしょう。元々はそうでした。しかし、それだけだとちょっと困ったことが起きてしまうのです。
むかしむかし、IPネットワークが出来立ての頃、このhostsファイルをみんなで作成、管理しあうという事が行われていました。
しかし、それはIPネットワークの利用者が少ないころのお話。
現在は、世界中の人々がインターネットというIPネットワークを使用しているので、いちいちコピーして渡して……という事が難しくなりました。
また、ホスト名が重複してしまうなんてことも起き始めました。
ホスト名が重複すると、結局どこと通信すればいいのかが分からなくなってしまい、とても困った状況に陥ります。
そこで偉い人はまたまた考えました。
「ホスト名がたくさん増えちゃったのなら、これを管理するための概念を作っちゃおう!」
そこで出来たのが『ドメイン』です!
では、ここからホスト名を構成するホストとドメインについての解説を行っていきます。
ホスト
まずホストとは、URL内の『www』の部分のことを表しています。
『www』は『World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)』の頭文字を取ったもので、インターネットのサーバーを表したものです。
サーバーとは、いわばデータの図書館のようなもので、数えきれないほどのデータを貯蔵しています。
そして、こちらが「~~を見せて」と要求をすると、サーバーが該当のデータを見せてくれる……これが『検索』の一連の流れです。
ドメイン
ドメインとは、URLの説明と同じくホームページの住所とよく例えられます。
細かいことを言うと、ホスト名を途中『.(ドット)』で区切った範囲のことです。
今回は分かりやすく、皆さんおなじみの『Yahoo! Japan』のURLを用いて解説していきます。
『Yahoo! Japan』のドメインは大きく分けて3つのものから出来ています。
- トップレベルドメイン(jp)
- セカンドレベルドメイン(co)
- サードレベルドメイン(yahoo)
です。
ですが、中には私たち『パソコン教室わかるとできる』のホームページのように区切りが一つしかないものも存在します。
この場合は、トップレベルドメインとして『com』があり、セカンドレベルドメインとして『wakarutodekiru』がありますが、サードレベルドメインはありません。
とはいっても、この『~~レベルドメイン』がなにを意味しているのかが分からないと、なぜ三つのものがあったり、二つのものがあったりするのか分からないですよね!
ではここで、このドメインのレベルや『jp』や『co』などの意味を解説していきます!
まずはトップレベルドメインです!トップレベルドメインは主に二つの種類に分けられます。
- 分野別トップレベルドメイン
- 国コードトップレベルドメイン
分野別トップレベルドメイン
分野別トップレベルドメイン(gTLD)はどこでも誰でも取得できるドメインです。後ほど記述する国コードトップレベルドメインは、その国に居住する人しか取得できないため、分野別トップレベルドメインの方が自由度が高いです。
代表的な分野別トップレベルドメインは以下の通りです。
この中では特に『com』が馴染み深いのではないでしょうか。テレビやラジオで「~~ドットコム」ってよく聞きますよね!
他にも使う団体や用途に応じて様々なドメインがあります。ほとんどが英単語の略になっているので、ぜひ覚えておきましょう!
国コードトップレベルドメイン
国コードトップレベルドメイン(ccTLD)は、国ごと・地域ごとに割り当てられるドメインのことを言います。このドメインは、その国や地域に在住する個人や団体でないと取得できません。
以下が主な国コードトップレベルドメインの例です。
私たちが主に目にするのは『jp』のドメインですが、他の国や地域にもそれぞれのドメインが存在しています。
これからはURLを見ることで新たな発見があるかもしれませんね!
属性別JPドメイン
ここまでで、トップレベルドメインの『com』や『jp』についてを解説してきました。
次に解説していくのは、セカンドレベルドメインです。
よく目にするのは『co』というセカンドレベルドメインですが、これは『属性型JPドメイン』と呼ばれ、その文字列ごとに取得できる組織が限定されるドメインのことを言います。
以下が主な属性型JPドメインの例です。
難しく記載しましたが、『企業やなんらかの組織が取れるドメイン』という風に考えていただくだけで大丈夫です。
属性型JPドメインは1組織につき1つしか取得できませんが、『ne.jp』だけは例外です。また、個人も属性別JPドメインを取得できないのでお気を付けください。
独自ドメイン
『com』や『jp』などのトップレベルドメイン、『co』などのセカンドレベルドメインと来たら、今度はサードレベルドメインです。
といっても、ここではサードレベルドメインに来ることが多い『独自ドメイン』についての解説をやっていきます。
独自ドメインとは、『com』や『jp』などの型に囚われない自由なドメインのことを言います。
Yahoo! Japanでいうところの『yahoo』、パソコン教室わかるとできるでいう『wakarutodekiru』がそれにあたります。
独自ドメインは、すでに他の方に使用されていない限りは、ユーザー自身が好きなドメイン名を決めることができます。ただし、このドメインを取得する際には、取得や更新の時にお金がかかります。
サブドメイン
続いてはサブドメインについてです。
サブドメインは独自ドメインをさらに分割して利用できるドメインです。好きな文字列を使用することができ、1つのドメインを目的や用途に分けて利用する際に用いられます。
分かりやすいのは『Yahoo! japan』です。
上の表のように、本来ホストである『www』があった場所に、『weather』や『news』などのサービスを表す英単語がきています。
Yahoo! Japanは『Yahoo! Japan』という検索エンジンを主にして、天気予報やwebニュース、他にもオークションやショッピングなど、様々なサービスを展開しています。
このように、サービスとして複数のサイトを運用する際に、このサブドメインは利用されやすいです。
まとめ
いかがでしたか?
普段、なにげなく見ているURLですが、細かく分解していくと色んな情報が書かれていて面白いですよね!
また、このURLやドメインの考え方は、ホームページを作成する際にすごく役に立ちます。
ホームページをただ立ち上げるだけでなく、より検索されやすいホームページ、よりキャッチーなホームページへとすることができます。(これをSEO対策といいます)
もし、ブログや何らかのホームページを作る際はぜひ参考にしてくださいね!
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