ドレミファソラシドって誰が決めたの?
結論:ドレミファソラシドを“決めた”のは、11世紀イタリアの修道士・音楽教師グイド・ダレッツォです
ただし、音階そのものの数学的基礎を作ったのは古代ギリシャのピタゴラスとされています 。
あなたのように教育や学びの背景を丁寧に追う人には、この話はとても面白いと思う。実は「ドレミファソラシド」は、誰かが突然思いついたわけではなく、中世の音楽教育を効率化するための“画期的な発明”だったんです。

🎼 ドレミを作ったのはグイド・ダレッツォ(11世紀)
彼は修道院で歌を教えていた教師で、当時の音楽教育は「耳で覚える」しかなく、とても非効率でした 。
そこで彼は、聖ヨハネを讃える賛歌「Ut queant laxis」に注目します。
各行の最初の音節が、ちょうど1音ずつ上がっていたため、
Ut・Re・Mi・Fa・Sol・La
という“階名”を作り、歌の練習に使ったのです 。
その後、
- Ut → Do(発音しやすくするため)
- Sancte Johannes → Si(頭文字 S・I から)
と変化し、現代の Do Re Mi Fa Sol La Si が完成しました 。
ここで、当時の音楽教育で使われた「グイドの手(Guidonian hand)」の図像を置いておきます。
これは手の各部分に音を割り当て、学習者が視覚的に音程を理解できるようにした“超先進的な教育ツール”でした。
🔢 一方、音階の数学的基礎を作ったのはピタゴラス
「ドレミ」という名前ではなく、音の並び(音階)そのものの原理を見つけたのは古代ギリシャのピタゴラスです。
金属を叩く音の響きから、
- 2:1(オクターブ)
- 3:2(完全五度)
などの整数比が美しい響きを生むことを発見しました 。
これは後の西洋音楽の音階づくりの基礎になります。
✅ まとめ
- 名前(ドレミ)を決めたのはグイド・ダレッツォ(11世紀)
- 音階の数学的原理を見つけたのはピタゴラス(紀元前)
- つまり、ドレミは“教育のための発明”、音階は“数学的発見”という関係です。
なるほど~。音階を発見したピタゴラスと、名前をつけたグイド・ダレッツォか。
素朴な疑問がスッキリしました。
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