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教室ブログ

それは思考の放棄。”自分の力不足”と片付けてしまう前に……。

ご職場でのミスの多発や、パソコン教室の学習が思う様に進まないことで、気落ちする或る生徒様。

そんな時によく耳にするのが「自信が無い」「自分は能力が無い(向いていない)」という言葉。

例えば「キーボードが思い通りに打てない」という一つとっても、「ホームポジションから指がずれてしまう」「各キーを担当する指が覚えられていない」「ローマ字が分らない」「手が痛い」など原因は様々で、それぞれに対策は違う訳です。

タイピングのことであれば、私達インストラクターが授業でのその方の様子を見ていれば、大体原因が判るので、そこについて対策を提案させて頂けるのですが、ご職場での問題は私達には分からないので、具体的なアドバイスを差し上げるのは難しいですね。

ただ、何か上手くいかない時にご自身の能力のせいにしてしまいがちな方は、「問題が起きたら原因を探る」習慣が身についていなくて、「私はこの仕事(事柄)に向いていない」という具体性の無い結論に至り、思考が停滞してしまっている感じです。

タイピングの件については「受講にいらっしゃる回数の少なさに対して、それを補う為の練習量が足りていない(まるでしていない)様なので、今晩ご就寝の前にたとえ5分程でも、そして次回いらっしゃる前日の晩にもおさらいを。それだけでもしてみてください。今は、才能が無いから自信が持てないのではなく、自信を持てる程練習していないだけなので、落ち込む必要は有りませんっ」と。

お仕事についても「ミスをしても『次は気を付けよう』と漠然と思って終わっていませんか?だから『また同じことが起きたらどうしよう』と不安で、自信が持てない筈。直近のミスの事例一つだけでも良いので、具体的な対策を考えてみてください。思いつかなければ、同僚や上司に相談それが難しければ、お仕事の機密などに差し支えない範囲で私にご相談頂いても結構です」と。

少しでも行動を変えれば「それのおかげで次は上手く行くかも知れない」という、前向きになれる(もしかしたら自信を持てる)根拠が得られますが、ずっと同じことを続けていれば、良くなる可能性は非常に低い訳で、自信など持てる訳も無いのです。

何か問題が起きたら、具体的に原因を検討し、例えとても小さなことでも良いので、対策を考案して試みる(行動を変える)。

「昨日していなかったことを今日はしている」と思えるだけでも一歩進んだ気持ちになれるし、上手くすれば少しでも事態が改善するかも知れない。

問題が起きたら原因を探る。当たり前の様で、実は多くの人が出来ていないものです。「能力が無い」は自分を責めているだけ、自分を落ち込ませるだけで、原因の分析結果ではないのですよね。

小さな変化・改善でも、その積み重ねが大きな前進に繋がる。そう信じて、一緒に取り組んでゆきましょうねっ♪

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