ウイルス対策っていったいどういうこと?
調べてみると、ウイルス対策ソフトがたくさん出てきて混乱してしまう。
手っ取り早くおすすめを知りたい、そんな方に向けてこの記事を書きました。
パソコンを購入すると、ほぼ必ずと言っていいほど有料のウイルス対策ソフトが同梱されています。仮に入っていなくても、店舗スタッフから勧められることが多いでしょう。
ですが、必ずしも有料ソフトがベストとは限りません。
確かに「安心を買う」という意味では有料ソフトも魅力的です。
特にお子様へのプレゼントなど、セキュリティ強化が必要な場面では有効でしょう。
ただし、現在のWindows PCには標準で無料のセキュリティソフトが搭載されています。
その名も「Windows セキュリティ」。
有料ソフトと比べても遜色ない性能を持つこの無料ソフトは、選択肢のひとつとして十分に検討する価値があります。
本記事では、ウイルス対策の基本から、無料・有料それぞれの特徴までわかりやすく解説していきます。
目次
- そもそもウイルス対策ソフトとは?
- 有料ソフトのメリットとデメリット
- 無料ソフトという選択肢
- まとめ
1. そもそもウイルス対策ソフトとは?
※本記事では、マルウェア・スパイウェアなど細分化されたものをすべて「ウイルス」と表記しています。分類については別記事で詳しく解説予定です。
ウイルスとは、パソコンに害を及ぼす存在です。
人間が風邪を引くように、パソコンもウイルスに感染することがあります。
感染すると、詐欺広告が表示されたり、個人情報が抜き取られるなどの被害が発生します。
それを防ぐのがウイルス対策ソフトの役割。いわば「マスク」のような存在です。
現在では、さまざまなメーカーが対策ソフトを提供しています。
代表的なものとしては【ウイルスバスター】【マカフィー】【ノートン】などが挙げられます。
無料体験版や一部機能が使える無料版もありますが、基本的には有料で全機能を利用する形になります。
一方で、完全無料で全機能が使える対策ソフトも存在します。
それが今回紹介する【Windows セキュリティ】です。
Windows 11には標準搭載されており、性能も非常に高く、他社製品と比べても見劣りしません。
2. 有料ソフトのメリットとデメリット
メリット
- 高いウイルス検知・駆除能力
- 利用環境に応じた細かな設定が可能(ペアレンタルコントロールなど)
有料ソフトは、特にセキュリティ面で安心感があります。
企業利用や機密情報の管理など、高度な保護が必要な場面では導入を検討する価値があります。
デメリット
- 基本的に費用が発生する(年間契約など)
- PCの動作が重くなることがある
- 広告表示や更新通知が煩わしい場合も
コスト面や動作の軽快さを重視する方には、やや不向きな場合もあります。
3. 無料ソフトという選択肢
ここでの「一般的な利用範囲」とは以下のような使い方を指します:
- YouTubeなどで動画を視聴する
- ネットショッピングを楽しむ
- Officeソフトでの作業や趣味の動画編集
このような使い方であれば、無料のセキュリティソフトでも十分に対応可能です。
特にWindows PCをお使いの方には、標準搭載の「Windows セキュリティ」が有力な選択肢となります。
もちろん、銀行口座の登録や企業間取引など、より高いセキュリティが求められる場面では、有料ソフトの導入も検討すべきでしょう。
つまり、用途に応じて「無料か有料か」を選ぶことが大切です。
無料なのに高性能!Windows セキュリティとは?
Windows OSに標準搭載されているウイルス対策ソフトで、追加費用なしで利用できます。
主な機能は以下の通り:
- クイックスキャン(PC内部の診断)
- ファイアウォール(外部からの攻撃を防ぐ)
- リアルタイム保護
- 定期的な自動更新
広告表示や使用期限もなく、Windowsとの親和性が高いため動作も軽快。
誤検知も少なく、初心者でも安心して使える設計です。
唯一の注意点は、MacOSには対応していないこと。
それ以外は、非常に優秀なセキュリティソフトと言えるでしょう。
4. まとめ
本記事では、ウイルス対策ソフトの基本から、無料・有料それぞれの特徴まで解説しました。
「Windows セキュリティ」の存在を初めて知った方もいるかもしれません。
ウイルス対策において、無料ソフトも立派な選択肢のひとつです。
用途や環境に応じて、自分に合ったセキュリティを選びましょう。
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