記憶を取り出す「カギ」を失わないために (^^♪

2023-10-23
教室のこと

みなさんこんにちは！
新潟市南区のイオン白根店1Fのパソコン・スマホ教室
わかるとできるイオン白根校、教室長の五十嵐です！

さて、前回は「覚える」と「忘れる」に関する記憶の話をしましたが、今回はその続きの「長期記憶として保存された知識はどうなるのか？」についてお話ししていきます (*’ω’*)

前回のおさらいとしては…
学習で得た知識は「短期記憶」と「長期記憶」に分類された後で、「短期記憶」は捨てられて「長期記憶」は保存される… という話をしました（よね？）。

では、大事に保存されたはずの「長期記憶」はどうなってしまうのか？
それは… 脳の外側にある「大脳」に厳重に保管されてしまうのです。

その「大脳」には普段ロックが掛かっているので取り出すためには「カギ」が必要です。この大脳が厳重にロックしてくれているおかげで、頭にあるたくさんの知識があふれ出さずにすんでいるわけです。
普段から何もしないのに「画像の挿入の手順」とか「関数式の中身」が頭の中を支配していたら… さすがに困りますよね。そうならないのは厳重に「記憶」をロックしている「大脳」のおかげなんです。

ただ、逆に厳重すぎるので取り出すのが簡単ではありません。それが「思い出せない」という状態です。それでは、そんな厳重ロックな「大脳」から記憶を取り出すにはどうしたらいいでしょうか…？
大脳にロックされた記憶を取り出すにはそれに関連する「カギ」が必要です。

教室で学習しているみなさんは「難しいと思っていたけど練習問題をやってみたら普通に画像の挿入ができた」などの経験をお持ちだと思います。
これは普段から「画像の挿入」が頭の中をフワフワと漂っているわけではなく、問題文などの中から「カギ」を見つけて大脳のロックを解除したことで「画像を挿入する操作」という記憶を取り出した… ということなんです。結果として「覚えていた」という認識になります。

逆に… 問題文などの中から「カギ」を見つけたものの、何かが違っていたためにロックが解除できず「画像を挿入する操作」の記憶が取り出せない。この現象をみなさん「忘れた」だと思ってしまうのですが、これは「記憶が取り出せない」だけなのです。

これを解決する「ガキ」はやっぱり「復習」なんですよね。復習の役割は前回話したように知識を「長期記憶」に分類して保存させること。そしてもう1つは「記憶している知識を取り出すためのカギを作りやすくする」ということなんです。だから「復習」が大事なんですね (*^^)v

ただ、私たちが大敵だと感じる「忘れる」という現象は遅かれ早かれ誰にでも平等に訪れるものです。何かを鍛えることである程度なら抗うことはできるかもしれませんが、その「忘れる」と上手く付き合って生きていくのも悪くないかもしれません。
普段から「物覚えが悪くて…」とか「すぐに忘れてしまう…」とお嘆きの方の多くは「そこが自分の嫌いな面だ」と感じていると思います。しかし、それを「自分自身の特性」と受け容れてみると自分自身が嫌いではなくなるはずです。嫌いでなくなって初めて「忘れる」という現象と向き合って解決策を考えるようになります（ご自身に合った解決方法があるはずです）。

こうした「脳」にまつわる一連の内容は、実は「学習」に限ったことでなく普段の生活の場面でも無意識的に起こっていることなんです。買い物の後で「いつも○○を買い忘れるのよ～」とお嘆きのあなた。いつも忘れるその「○○」を大脳から取り出すカギは「復習」かもしれませんね (#^^#)

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後半は追加の個別説明会が続けて開催されますのでチャンスがまだまだありますよ (^^)/