教室ブログ

• 2023-10-16
• 教室のこと

みなさんこんにちは！
新潟市南区のイオン白根店1Fのパソコン・スマホ教室
わかるとできるイオン白根校、教室長の五十嵐です！

日頃から一生懸命に教室で学習されている生徒のみなさんですが、学習を進めていく中である意味避けて通れない悩みがあります。それは…「覚えられない」とか「忘れてしまう」ということ (;´･ω･)

「自分は物覚えが悪いから…」とか「なんですぐに忘れてしまうんだろう…」と思っている人は、もしかしたら勘違いしているだけかもしれませんし、記憶の仕組みをまだ知らないだけかもしれません。

まずはこの「覚える」と「忘れる」の基本的な仕組みについてざっくりと説明しますね。

人間の記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があって、頭に入ったばかりの知識はほとんどが「短期記憶」として仮置き状態になります。
そして一定期間中に再びその知識に触れた場合のみ「覚えておいたほうがいい」と認定され、「長期記憶」として脳内のある場所に保存されることになります。これが「覚える」という仕組みです。

逆に一度頭に入れた知識であっても放置したまま触れることなく一定期間が過ぎた場合、脳は再度「短期記憶」に分類してしまいます。2回連続で脳に「短期記憶」と認識されることで、その知識は「覚えておく必要なし」と認定されて記憶の彼方に捨てられてしまいます。これが「忘れる」という仕組みです。

それでは、ご自身にとって大事な何かを「忘れる」ことを避けるためにはどうすれば良いか。
上のお話から考えると一番確実なのは「一定期間内に再びその知識に触れる」ということ。
つまりは「復習する」ということになりますね (^^)/

ただ、この「忘れる」という仕組みも実は私たちにとって重要な役割を果たしています。
もしも頭に入ったことが全て脳内に残る仕組みになっていたら、最終的に人間は動くことができなくなってしまうそうです（無量空処！）。そうならないように脳が判断して「不要な物を処分する」という働きを担ってくれているのですね。

ちなみに「忘れたいのになぜか忘れられない」という経験ってみんな1つは持っていると思うのですが、それもこの「忘れるメカニズム」に当てはめて考えると納得ではないでしょうか。皮肉なことに「忘れたい！」と思えば思うほど「長期記憶」として脳内に大事に保存されてしまうわけなんですね  (;´･ω･)

じゃあ「長期記憶」として保存された知識はどうなるの…？ という話はまた来週に (^^♪

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