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【プチコラム04】Windows10とWindows11がどのくらい違うか、改めて比べてみた Part① 見た目編

いつも記事を閲覧頂きありがとうございます!
コラム第4回目も引き続きWindows11の話題に関してです。

実は、「プチコラム02 Windows11は何が変わったの?」の閲覧数がWindows11発売前日の10/4から他記事と比べて倍以上に伸び続けています。
やはり多くの人がWindows11とWindows10で何処がどう変わっているのかという情報を求めていると判断し、「ついに販売が開始されたWindows11とWindows10の違いを比べてみた」というテーマで進めていきたいと思います。

今回はまず最初ということで、パッと見でわかりやすい見た目に関する変更点について比べていこうと思います。


注意
検証には、Hyper-Vを利用した仮想マシンへWindows11 Pro 64bitとWindows10 Pro 64bitをインストールして検証を行っています。仮想環境にインストールされた検証用のWindowsは、検証作業のみでの使用の為、ライセンス認証をしていない状態で動作させております。
上記の理由により、PCに直接インストールした状態やライセンス認証済みの状態とは一部違った結果になる可能性があります。ご了承下さい。

また、画像上にWindwos10 Homeと記載がある比較については、記載の通りWindows10 Homeがインストールされたパソコンでスクリーンショットを撮影し確認しております。


まず1つ目の変更点は、見た目からは分からない変更点ですが、注意すべき点でもあるので最初にご紹介します。

① Homeエディションにはマイクロソフトアカウントが必須になった

Windows10(以下Win10)まではOSのエディションに関係なく利用出来ていたローカルアカウントですが、Windows11(以下Win11)ではHomeエディションでは利用できなくなったようです。

Win10の場合、インターネット接続を切った状態で初期設定を行うことでマイクロソフトアカウントの登録を回避してローカルアカウントで設定できていましたが、Win11ではそういった回避策は使えなくなっていました。

この変更によって、「Windows11 Home」が採用されるであろう各メーカー製の市販PCを購入する場合、インターネットへの接続環境と、初期設定時のマイクロソフトアカウントの取得が必須条件になりました。

量販店で購入される方であれば、初期設定を店舗に依頼すればアカウントの取得も併せて店舗側で行ってもらえるはずなので、自宅にネット環境が無い場合でもWin11PCの利用に支障はないと思いますし、最近であればスマホからのテザリング等で一時的にネットを利用することも可能なので、一般的には大きな問題ではないと思います。

ただし、一部の「マイクロソフトアカウントをどうしても取得したくない」場合や、「最初から最後まで一度もネット接続無しでWin11を利用する」場合にはWin11Proでないと出来ないという事になりますので、購入前にしっかりと確認しておく必要がありそうです。


さて、ここからは比較的わかりやすい見た目や新機能に関する違いを見ていきます。

②タスクバーとメニュー配置

まず最初に目につくのは、タスクバー中央にメニューがある事だと思います。

Win11では、スタートメニューやタスクバーにピン留めしたアプリが中央寄せになっているのが標準に変わっています。ただしこれについては、「設定」から左寄せに変更できるようになっています。
ただし、タスクバー自体は下配置が固定になってしまいました。
その為、画面の縦幅を広く使いたい為にタスクバーを左右へ配置していた方からは不満が溢れているようです。


③スタートメニュー

さらに、今回大きく変わったのはスタートメニューの表示です。
Win10と比べると一目瞭然ですが、デザインや配置に大幅な変更が加えられています。

ここからはあくまで個人的な主観になりますが、スタートメニューの変更の中で良くなったと思う点は1つだけで、電源ボタンが独立して配置されたため、Win10のように押し間違えて別の所を押す心配がなくなった点です。
インストラクターとして働いていると、特にマウス操作に不慣れな生徒様に多く見られるのが、電源ボタンを押したつもりがマウスがずれて設定アプリを開いてしまう事やスタートボタンを押してメニューが閉じてしまう事がです。そういった意味では、Win11では押し間違える心配がないので良い変更だと思います。

逆に悪くなったと思う点の1つ目は、「すべてのアプリ」を一度開かないとアプリ一覧にたどり着けないという部分でしょう。
Win10でも初期のバージョンでは同様のメニュー構造になっていましたが、その後の更新で現在のアプリ一覧が見えている表示に変更されたので、Win11でもそうなってほしいところではありますが、現状のデザインだとその希望は叶いそうにないのが残念です。

そして悪くなったと思う点の2つ目は、スタートメニューの大きさを自分で調整できなくなっている点です。
Win10では、上下左右の大きさは枠部分をドラッグすることで自由にスタートメニューの大きさを変更できました。
例えば、大型モニターや高解像度のモニターを使っている場合、スタートメニューによく使うアプリを多数ピン留めしてあっても、メニュー自体の大きさを広げる事が出来たので一度に全部表示することも可能でしたし、逆にピン留めなんて一切使わないという人は極限まで狭めて使う事も可能でした。

一方Win11では、スタートメニューを開いたときの大きさは固定されており、ピン留めできるアプリの数も6列×3行の計18個で1ページ分となっていて、それを超えるものは2ページ目、3ページ目…とスクロールして出さないといけない作りになっています。
それをわざわざスクロールして出すくらいなら、アプリ一覧をスクロールして探すのと変わらなくない?というのが率直な感想でした。


④エクスプローラーのタブ・リボン表示廃止?

他に影響のありそうな見た目の変化があったのは「エクスプローラ」のタブ・リボン表示が廃止?され、スマホやタブレットを意識したデザインに変わった事です。
これもWin10との比較を見れば一目瞭然です。

Win10では、Win8から導入されたタブ・リボン表示を引き継いでおり、Office2007から導入されたOfficeアプリ内のタブ・リボン表示とエクスプローラの操作性を近づけることで使いやすさと見やすさを考慮されていました。
Win11では、スマホやタブレットの様にアイコンのみをメニューとして表示し、スッキリとした見た目に変更されています。ただし、メインで表示されているアイコン以外の機能は「…」のその他メニューにひとまとめにされているので、そういった機能をよく使っていた人からすると余計な変更かもしれません。


⑤設定アプリや通知領域などのデザイン

他にも、設定アプリ、音量・輝度調整メニュー、通知バーもスマホやタブレットを意識したデザインへと変更されています。


⑥【新機能?】ウィジェット

Win11の新機能として大々的に紹介されたウィジェットに関しては、「どこかで同じようなのを見た気がするなぁ…」と思い、Win10に少し前から追加された「ニュースと関連事項」と見比べてみたところ、ぱっと見でよく似ている事がわかりました。

少しデザインや内容に変更が入っている点と、Win11のウィジェットはユーザーの行動履歴をMSアカウント経由で収集することでより興味のある内容に変わっていくようになっているようです。


⑦Microsoft Storeアプリ

また、Win11の新機能の一つであるMicrosoft Storeの変更については、当初の発表通り現時点ではまだAndroidアプリの動作機能がオミットされているからでしょうか?メニュー配置以外の違いは特に感じられませんでした。
こちらに関しては、今後の更新で機能追加される予定なので、その時に変更されるのだと思います。


今回は見た目での変更点をまとめてみました。いかがだったでしょうか?
これ以外にも見た目が変わった所はあるかもしれませんが、今回は直接使い勝手に関係しそうな部分を優先して確認したのでご容赦ください。

また、既に発売から2週間が経過したWin11ですが、見つかった不具合もあると同時に更新によって修正された不具合もあります。今後もしばらくは不具合報告→修正が続くと思うので、Win11をご利用の方はなるべく更新情報を確認しておくと良いと思います。

次のPart②では、もう少し踏み込んで、システム的に変わった部分などを紹介していく予定です。

 


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