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【緊急】パソコンの購入は少しでも早く!!!

こんにちは、マルナカ新倉敷校で”こういう事”担当になっている川手です。

一部ニュース等でも話題になっておりますが、現在世界的なAI需要の急騰により、パソコンに使われている部品の一部(メモリーとSSD)の価格が急騰しています。

例を挙げると、私が2025年9月時点に見た時には5万円だったとある商品が、12月10日に改めて確認した際には約17万円になっていました。他にも、同時期比で2万円→9万円という商品もありました。
商品毎に多少変動率の違いはありますが、影響を受けている商品全体が100%~400%以上の値上がりという、過去にも例を見ないほどの値上がりを記録しています。

 

どうしてこうなったの?

今回の異常な価格高騰は、メモリーに使われる「DRAM(ディーラム)」や、SSDに使われる「NAND(ナンド)」という半導体チップが、一般向けの商品として製造するよりもAIによって需要の高くなっているサーバー用途として製造した方が、より高値で販売できるからです。

 

今後どうなっていく?

DRAMやNANDを製造している大手3社(米 Micron社、韓 SK hynix社、韓 SAMSUNG社)が世界中の生産量の約9割を担っていますが、3社ともがサーバー用途中心へと舵を切る判断をしています。
3社とも製造キャパに余裕はなく、一部には新工場建設の予定もあるようですが、製造に余裕が出るのは2027年後半以降になると言われています。
そのため、一般向け製品の価格高騰が回復する見込みは2028年頃になると言われています。

中国の製造メーカーもありますが、中国国外への流通量はあまり多くないので大手には入っていません。
製造量の多くを中国国内向け製品で消費しています。
逆に、今後は大手3社の単価が上がっていき中国メーカーの単価の方が安いとなってくると世界的な需要を満たすために中国メーカーから調達する企業は増えるかもしれません。

私自身もそうですが、パソコンの自作をする一部の消費者からは、「メモリーだけを直接単体で買うよりも、組み立て済みのパソコンを買えば他のパーツもおまけで付いて来て相対的に安く手に入る」とまで言われ始めています。
店頭に置いてあるパソコンの在庫も、いつまで現在の価格のまま置いてあるか予測できない状況です。

実際に、Dellやヒューレットパッカード、Lenovoなどのパソコンを組み立てて世界中で販売している大手BTOを含めた一部メーカーの広報からは、現在の価格で維持できるのは年内が目処。年明け以降は20%~40%程度の価格上昇を予定しているとも発表されています。
それ以外のパソコンを製造している各メーカーでも、価格高騰前に仕入れていたメモリーやSSDの在庫が無くなり次第、製造原価が上がってしまうので販売価格にも反映されると思われます。

 

もしパソコンを今から買うなら年内に!

今回の高騰の影響を特に受けると考えられるのは、

  • Windows10 ESUを利用して1年間延長していて、来年買い替えが必要になる方
  • 今後パソコンを購入する予定だった方・検討しようと思っていた方
  • パソコンの修理でメモリーやSSDの故障だった方

などの、パソコン本体もしくは高騰している製品を購入する方です。

価格の落ち着く頃(2028年中旬以降?)まで待つか、少しでも早く購入するかの判断が必要になりそうです。

なお、DRAMやNANDはパソコン以外にもスマホ・タブレット等にも使われています。
今後は徐々にスマホ・タブレットや一部カーナビ等の価格にも影響が出始める可能性があります。

買い替え・機種変更などをご検討の場合は、今後の値動きに注意して下さい。

お気軽にお申込みください!

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