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USBメモリの「安全な取り外し」もう必要無い?

USBメモリなどの記憶装置をパソコンから取り外す場合、「ハードウェアの安全な取り外し」という作業を行いましょうとご説明させて頂いております。しかし、 Windows10 バージョン1809(2019年4月)以降のパソコンでは「クイック取り外し」という機能のONが標準設定となり、現在はほとんどの場合、いきなり取り外しても大丈夫という事になりました。

……あれ、でも、先生、今でも「ハードウェアの安全な取り外し」や、エクスプローラーでの「取り出し」をする様に説明していますよね?

はい、今でもそう説明させて頂いています。

だって、いきなり抜いて良いのは「今、絶対にUSBメモリは読み書きされていない」と自信が持てる時だけですもの。

例えば、結構大きなデータを書き込んでいて時間がかかっている時に、「気付かずうっかり」とか「あ、いつもの癖で」とか、有りそうでしょう?しかも、写真や動画など、思い出のデータなど、大切なものほど、サイズが大きく、転送に時間がかかりがちなものです。それに、職場環境などでは、パソコンに詳しい人が読み書きの速度を優先する設定にして、「クイック取り外し」をOFFにしているかも知れません。そうでないにしても、仕事の大切なデータがたまたま消失してしまった時に、自分が安全な取り外しをしなかったせいでデータが消えたと疑われたくもありませんよね。

……まぁ、そんな諸々の事情から、やはり、今はまだ、私は「安全な取り外し」推奨派です。そして、これらの事情を、今からパソコンを触ってゆくという人に具体的なイメージを持って理解して頂く事は難しいので、お話しする機会はどうしても後の方になります。そこはご容赦ください。「今は『安全な取り外し』なんて必要無いんですよ?先生のくせにそんな事も知らないなんて」とか、マウント取りに来ない様に(笑)。

我々、パソコン操作にだいぶ親しんでいる人間は、消えてもどうとでもなるデータが入っているUSBメモリはいきなり取り外す、大切なデータが入っているものは、念の為、慎重に「ハードウェアの安全な取り外し」を行う。そういう使い分けをしたりもしますが、初心者の皆さんに対しては、やはり、現在においても、基本的には「安全な取り外し」を行って欲しいと考えています。

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