“検索する力”は現代の“調べる力”
インターネットの学習に入ると、避けては通れない……使いこなしという意味では、むしろ最重要とも言えるのが、Web検索の力を磨くことですね。
この検索の力、ITに関する知識よりも、語彙力や発想力の方が大切かも知れません。
例えば「日本三大名湯」と検索するとして、検索の流れを考えてみましょう。
まず、「日本三大名湯」と検索すると、「日本三大名湯」の語が出現するサイトにはなかなか出会えず、「日本三名泉」ばかり出てきます。ここで、「お、これは『日本三名泉』と呼ばれる方が一般的なんだな」と気付けると良いでしょう。
そして、「それなら『日本三名泉』と検索し直したら、もっと適切な情報出てくるかな?」と検索キーワードを変えてみます。
今度は、「なんだか旅行会社の記事ばかりだな」となる訳です。
ここで、「日本三名泉とは」と検索してみます。キーワードに「とは」を追加しました。まだまだ、旅行会社の記事が多いものの、その中でも「日本三名泉」の由来に関する記事が大分増えました。
言葉の意味が知りたいのなら、「そうだ、言葉を調べるなら辞典や辞書だっ」と、「日本三名泉 辞典」と検索してみるのも良いですね。大分、三名泉がどこなのかだけでなく、由来が解説された記事も多く表示されるようになりました。
こうして、幾つかの発想の転換や言い換えを経て「次からは最初から『[調べたい語] 辞典』と調べてみよう。辞書に載らない様な語の場合は『[調べたい語]とは』と検索してみよう」という、経験からの学びを一つ得ました。
検索キーワードを一つ試してみて、求める情報に至れなければすぐに諦めてしまうのでなく、こうして、試行錯誤しながらWeb検索を経験してゆき、検索する力を磨いていって頂ければ嬉しいです。
他にも、完全一致の検索や除外の検索など、検索に関連するテクニックが存在します。是非、教室でご質問なさったり、その検索テクニックすらも検索して調べてみてくださいっ。益々便利になりますねっ!!