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Libre Office?WPS Office?Microsoft Officeと何が違う?徹底解説!


実はofficeソフトを開発しているのはMicrosoft社だけではありません!

始めまして!静岡県富士宮市にあります
パソコン教室【わかるとできるマックスバリュ富士宮朝日町校】で、インストラクターをしています小倉と申します!今回は、Officeソフトの種類や特徴についてわかりやすく解説していきます。

事務仕事をされている方ならWord、Excel、PowerPointに一度は触れたことがあると思います。世界的に利用されている有名なofficeソフトです。開発元はMicrosoft社になります。

ただ…実は、Officeソフトはさまざまなメーカーが開発しています。
デザインや使用感はMicrosoft製のofficeに似せており、互換性も意識されています。では実際のところ、他社製のofficeソフトの使い勝手はどうなのか、危険性はないのか、徹底解説いたします!

目次

・他社製のofficeソフトについて
・Microsoft社製との互換性
・危険性を考察

1.他社製のofficeソフトについて

Microsoft製のofficeは性能面や使い勝手に優れる分、費用も発生します。買い切り、サブスクリプションなど選択肢は豊富ですが、コスト面を考慮すると環境によっては他社製が候補に入ります。

ソフト名プラン内容価格(税込)備考
Microsoft 365Personal(1人用、サブスクリプション)年額 12,984円常に最新版が利用可能
Microsoft Office 2021Home & Business(買い切り型)約 38,000円前後永続ライセンス・更新サポートの終了期間あり
Google Workspace無料(Googleアカウント必須)0円無料・永続的な更新あり
LibreOfficeフル機能(オープンソース)0円無料・永続的な更新あり
WPS Office 2Personal / Standard / Goldなど4,190円~9,990円機能やフォント数で価格変動

※2025/7/3現在の情報です。

まずは代表的なofficeソフトを3つ紹介します。

以下は、Microsoft以外の代表的なOfficeソフトで、実際に多くのユーザーに利用されています。

・Libre Office ※The Document Foundationが開発

ドイツの会社が開発しているofficeソフトです。
利用は基本無料。WordやExcelに似たソフトも充実しています。オープンソースなので、誰でも開発・変更することが可能です。また、Microsoft Officeとの互換性が高く、幅広く利用されています。

ただしオープンソースということもあり、悪意ある人間が開発した文書を開いたり、取り入れたりしてしまうと情報漏洩等に繋がる恐れがあります。事前に信頼できるデータか確認しましょう。

また互換性に優れているといっても、書体が自動で変更される、計算式がずれてしまうといった報告も見られます。

※オープンソースとはソフトウェアを誰でも自由に利用、改変、再配布できる状態

・Google Workspace ※Googleが開発

アメリカのGoogleが開発しているofficeソフトです。
無料版から有料版まであります。またGoogleが開発しているということもあり、GoogleメールやGoogleドライブとの相性が良いです。ただ、基本的な文書や表計算のやり取りには対応していますが、複雑なレイアウトやマクロ機能など一部の高度な機能では互換性に課題が残る場合があります。

マクロやVBAは非対応であったり、レイアウトの崩れも目立ちます。
Google Workspaceで作成するものと、Microsoft Officeで作成するものを用途に応じて使い分けるのがおすすめです。

・WPS Office 2 ※Kingsoftが開発

WPS Office 2は、中国のKingsoft社が開発したOfficeソフトで、
見た目や使い方がMicrosoft Officeにとてもよく似ています。Word、Excel、PowerPointに対応するソフトが揃っており、操作もスムーズです。今回紹介した中では特に互換性に優れています。

動作が軽く低スペックのパソコンでも快適に使えます。
買い切り型のライセンスがあり、コストを抑えたい方に人気です。

ただしマクロなど一部の機能は非対応で、ファイルによってはレイアウトが崩れることもあるため注意が必要です。また購入する際は、国内販売代理店を通すようにしましょう。
正規サイト以外から購入するとウイルスへの感染が懸念されます。

2.Microsoft社製との互換性

ここまで度々登場してきた【互換性】という単語。
意外と分からないという方も多いのではないでしょうか?

互換性とは【入れ替えても問題なく使える】ことです。
例えば、他社製の車のエンジンを入れ替えても問題なく運転ができたとします。このように相性が良いことを互換性に優れている、逆に相性が良くないことを互換性が悪い、と言います。

それではMicrosoft Officeとの互換性を一覧で確認してみましょう
導入する際の検討にしてもらえればと思います。

項目LibreOfficeGoogle WorkspaceWPS Office 2
全体的な互換性○(普通)△(崩れやすい)◎(崩れにくい)
マクロ(VBA)対応制限あり非対応制限あり
書式やフォントの維持
無料利用の可否可能可能(一部)無料版あり(広告あり)

 

3.危険性を考察

他社製のOfficeソフトは、コストや導入のしやすさなど多くのメリットがありますが、使用にあたっては互換性の違いやセキュリティ面での注意点も理解しておく必要があります。

・互換性のズレによるトラブル

Microsoft Officeで作成されたファイルを他社製ソフトで開くと、
書式やレイアウトの崩れ、フォントの変更、計算式のズレなどが起こる場合があります。特に業務での使用時は、これが誤解やミスにつながることもあります。

・マクロやVBAの対応範囲に注意

LibreOfficeやWPS Officeは一部対応、Google Workspaceは非対応のため、Excelの自動処理が正しく動かないことがあります。事前の動作確認が必要です。

・不審なファイルの実行リスク

互換性の低いソフトでマクロ付きファイルを開いた際、
意図しない動作が実行され、ウイルス感染につながる恐れがあります。
信頼できるファイルか確認してから開くようにしましょう。

・非公式サイトからの入手は危険

正規ではないダウンロードサイトには、
ウイルスやマルウェアが含まれている場合があります。
かならず公式サイトや認定代理店から入手しましょう。

・クラウドの共有設定に注意

Google WorkspaceやWPS Officeではクラウド保存が可能ですが、共有範囲を誤ると第三者に閲覧されるリスクがあります。保存先や共有範囲を確認してから使用することが大切です。

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