Excelの区分をリストから選ぶ方法|データの入力規則で表記をそろえる

こんにちは!パソコン教室わかるとできる高島平校インストラクターの浅木です。
作業一覧の区分を入力するとき、「完了」「済み」「終了」と、人によって書き方が変わることはありませんか。意味は近くても、あとで同じ区分を集めたいときに確認の手間が増えてしまいます。
Excelの[データの入力規則]でリストを設定すると、用意した候補から区分を選べます。毎回言葉を考えて入力する代わりに、表で使う表記を共有する方法です。ただし、あらゆる誤入力を防げる機能ではありません。候補の決め方と、設定後の確認までを一緒に練習しましょう。
今回はWindowsのデスクトップ版Excelを例に、6件の作業一覧を使います。担当者や顧客の情報を含まない、架空の練習データです。
先に、使う区分を3つ決めます
A1:B7に「作業」「区分」の表を用意します。作業は資料作成、宛名確認、印刷準備、封入作業、発送確認、控え保存の6件です。区分は「未着手」「対応中」「完了」の3種類にそろえます。

練習用の元データ
新しいブックのA1から、見出しを含めて入力して試せます。図解と本文の操作に沿って設定してください。
| 作業 | 区分 |
|---|---|
| 資料作成 | 未着手 |
| 宛名確認 | 対応中 |
| 印刷準備 | 未着手 |
| 封入作業 | 完了 |
| 発送確認 | 対応中 |
| 控え保存 | 完了 |
候補を作る前に、それぞれの意味を決めておくことも大切です。例えば「完了」を自分の作業が終わった時点とするか、確認担当者の確認まで終わった時点とするかが違うと、言葉だけそろっていても一覧を正しく読めません。仕事の表では担当者同士で基準を合わせます。
新しいブックに、記事内の元データ表をA1から入力します。B列には区分の入力例を入れますが、表を入力しただけではリストは設定されません。この後の手順で候補と入力規則を設定し、B列の区分だけを変更して試しましょう。
候補のセルと、入力するセルを分けます
同じシートのD1に「候補」、D2に「未着手」、D3に「対応中」、D4に「完了」と入力します。D1は見出しなので、リストの候補範囲には含めません。途中に空白の候補を挟まないようにします。
次に、区分を入力するB2:B7を選びます。リストを表示するのはこの範囲です。候補を書いたD2:D4を選んだまま設定すると、設定先を取り違えてしまうので、どちらを操作しているかを確かめましょう。
選択後、[データ]タブから[データの入力規則]を開きます。[設定]の[入力値の種類]を[リスト]にし、[元の値]へ =$D$2:$D$4 を指定します。画面によって名称の表現が異なる場合がありますが、候補の範囲を指定する欄を確認してください。

[ドロップダウン リストから選択する]が有効かを確認して、設定を確定します。B2を選んだときに、3つの候補が表示されるかを見てください。候補を表示する矢印は、常にすべてのセルへ出ているとは限りません。
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候補から選び、別の行も確認します
「資料作成」の区分(B2)を、「未着手」から「対応中」へ変更してみましょう。リストの「対応中」を選ぶと、その文字がB2へ入ります。A2の作業名はそのままなので、どの作業の区分を変えたかが分かります。
続いてB3やB7でも候補を開き、同じ3種類が出るかを確認します。最初の1セルだけ設定し、ほかの行には設定されていなかった、という見落としを防ぐためです。今後新しい行を増やした場合も、その行まで入力規則が設定されているかを確かめます。
作業内容が変わって候補を増やすときは、D列へ文字を足すだけで終わらせないでください。今回の参照範囲はD2:D4なので、D5へ新しい候補を置いても範囲の外です。必要に応じて元の値の範囲を見直します。
エラーメッセージの設定も目的に合わせます
候補にない文字を直接入力したときに止めたい場合は、入力規則の[エラー メッセージ]で、無効な値へのメッセージ表示を有効にし、スタイルを[停止]にします。[警告]や[情報]は、確認後に入力を続けられる場合があり、同じ働きではありません。
練習用の表でも、候補の設定に加えて、この停止スタイルを設定しましょう。設定後にB2へ「済み」と直接入力し、エラー表示を確認したら取り消してください。仕事の原本で故意に無効な値を入れて確認する必要はありません。

貼り付けでも完全に守られるとは考えません
入力規則は、表を守る万能な仕組みではありません。別の場所からセルを普通にコピーして貼り付ける操作では、候補外の値が入ったり、入力規則の設定自体が変わったりする場合があります。貼り付け方によって動作が異なるため、「リストがあるから内容はすべて正しい」とは判断できません。
まとめて貼り付けた後は、B列の表記と、設定が残っているかを確認します。既に入っていた「済み」が、設定を追加しただけで自動的に「完了」へ変わるわけでもありません。今あるデータの確認と、これから入力しやすくする設定は分けて考えます。
候補にある言葉でも、実際の作業状況と違う区分を選ぶことはあります。入力規則が助けるのは入力する言葉の統一で、作業が本当に完了したかまで判断してくれるわけではありません。
小さな一覧から、表の使い方を整えましょう
最後に、6件の作業名が変わっていないか、区分が決めた言葉でそろっているかを確認します。候補を作る、入力範囲へ設定する、1件変更する、別の行でも確認する。この順で試すと、リストの役割が分かります。
高島平校では、Excelの入力や表の管理を、仕事の目的に合わせて学ぶ相談ができます。高島平・板橋区周辺で表の入力方法を見直したい方は、どの項目の書き方をそろえたいかをお聞かせください。実際の社内資料を使わず、架空の一覧でも練習できます。
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