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ExcelのROUND関数で小数を四捨五入する方法|表示形式との違い

「値そのものを四捨五入」の見出し、12.46から12.5への変化を示す概念図と、考える女性の学習場面のイメージ

こんにちは!パソコン教室わかるとできる高島平校インストラクターの浅木です。

小数を減らしたのに、計算結果が合わない?

Excelで「12.46」を「12.5」と表示したあと、10倍したら「125」ではなく「124.6」になった。こんな経験はありませんか。セルに見えている数字と、計算に使われる値が違うことが原因かもしれません。

小数の表示桁数を減らす操作は、表を見やすく整える方法です。一方、四捨五入した値で次の計算をしたいときは、ROUND関数を使います。今回は同じ元データから両方を作り、どこが違うのかを確かめましょう。Windows版Microsoft 365のExcelを前提に、元の数値は消さずに練習します。

6つの数値を用意します

A1に「品目」、B1に「元の値」と入力します。A2からA7は商品A〜商品F、B2からB7は順に12.46、8.24、15.06、3.14、27.86、6.75です。金額の端数処理などの業務ルールを示す表ではなく、関数の動きを確かめる練習用データです。

B列は小数第2位まで表示しておきます。C1には「ROUND結果」、D1には「表示のみ」と入力してください。C列で値を四捨五入し、D列では元の値を参照したまま表示だけを変えます。同じ元データを使うと、違いを比べやすくなります。

商品Aから商品Fまでの元の小数を、A列の品目とB列の値に並べた練習用の表

練習用の元データ

新しいブックのA1から、見出しを含めて入力して試せます。図解と本文の操作に沿って設定してください。

架空の練習用データ
品目元の値
商品A12.46
商品B8.24
商品C15.06
商品D3.14
商品E27.86
商品F6.75

ROUNDで小数第1位までの値にする

C2を選び、半角で =ROUND(B2,1) と入力してEnterキーを押します。結果は12.5です。基本形は =ROUND(数値,桁数)。前半のB2が四捨五入する対象、後半の1が「小数第1位まで残す」という指定です。小数第2位の6を見て、小数第1位を繰り上げています。

続いてC2をコピーし、C3からC7へ貼り付けます。C3の式は =ROUND(B3,1)、C4の式は =ROUND(B4,1) のように、同じ行のB列を参照します。商品Aから順に12.5、8.2、15.1、3.1、27.9、6.8になれば、今回の結果と一致しています。

まずC2の1件を確認してからコピーするのがポイントです。式が合っているのに見え方が違う場合は、列幅と表示形式も見てください。たとえば「12.50」と表示されても、値が12.5であることとは矛盾しません。末尾の0が見えるかどうかは表示形式の問題です。

C2に=ROUND(B2,1)を入力して12.46を12.5に四捨五入し、C7までコピーした6件の結果を示す図

表示形式と計算に使う値の違いを相談できます

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表示だけを変えた場合と比べる

D2には =B2 と入力し、D7までコピーします。D2からD7を選び、ホームタブの数値グループにある小数点以下の表示桁数を減らすボタンで、小数第1位までの表示にそろえます。D2の見た目も12.5になりますが、元の12.46を参照していることは変わりません。

確認用として空いているセルに =C2*10 と入力すると125、別のセルに =D2*10 と入力すると124.6になります。確認用セルは標準など、結果の小数が読める表示形式にしてください。C2には丸めた12.5、D2には元の12.46が使われているため、計算結果が異なります。

C2やD2を選ぶと数式バーには数式が表示されます。参照元B2を選べば、入力した12.46を確認できます。「表示が同じなら中の値も同じ」と決めずに、元の値と式をたどると理由が分かります。

同じ12.5表示でも、ROUNDで丸めた値の10倍は125、表示だけを変えた元の値の10倍は124.6になる比較図

桁数の意味と、丸めるタイミング

ROUNDの第2引数を0にすると整数まで、2にすると小数第2位まで残します。たとえば =ROUND(B2,0) は12です。「1桁減らす」ではなく「どの桁まで残すか」を指定すると覚えておきましょう。負の桁数も指定できますが、最初は0と1の違いを確かめるだけで十分です。

また、各行を丸めてから合計する場合と、元の値を合計して最後に丸める場合では、結果が異なることがあります。関数を覚えることと、仕事でどの段階を丸めるかを決めることは別の確認です。請求書や見積書で使うときは、社内の端数処理の決まりを確かめてください。

ROUNDは四捨五入です。「必ず切り上げたい」「必ず切り捨てたい」という指示と同じではありません。今回の表では8.24が8.2になる一方、12.46が12.5になることで、両方の動きを確認できます。見た目を整えたいだけなら表示形式、丸めた値を次の計算に使いたいならROUNDという目的の違いから選びましょう。

1つの値を変えて、結果を予想してみましょう

練習用データのB2を12.44に変更してみてください。C2は12.4、D2の表示も12.4になります。ところがC2の10倍は124、D2の10倍は124.4です。結果を見る前に予想をメモし、なぜ違うのかを自分の言葉で説明できれば、使い分けの確認になります。

次にB2を元の12.46へ戻し、C2の桁数だけ0に変えてみます。今度はC2が12になるはずです。このように元の値と引数を一度に変えず、一つずつ確かめると、どの変更が結果に影響したかを追えます。練習後はC2を =ROUND(B2,1) に戻しておきましょう。

高島平校で、式と結果を一緒に確認

関数の名前は分かっても、実際の表で使う場所に迷うことがあります。高島平校では、今の操作状況や学習目的を伺いながら、Excelの基礎から学ぶ進め方をご相談いただけます。「表示は合っているのに計算が合わない」ときは、困っている場面をメモしておくと相談しやすくなります。

参考:Microsoft サポート:ROUND関数、表示形式とセルの値

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