全国教室案内

school map

教室ブログ

戻り過ぎにご注意。

「元に戻す」という機能。色々なアプリケーションで使えますし、実際、デジタルで作業をすることのメリット内、かなり大きな割合を占めていると言えますよね。何と言っても、失敗しても無かったことに出来る訳ですからっ。

……ところがこれ、変に癖になると、むしろ戻れなくなることが有ります。

「元に戻す」は、何らかの“編集作業”を元に戻して、やる前に戻してくれます。ですから、編集していないのであれば戻る必要は無いのです。

「そんなの当たり前じゃん」って思うでしょう?ところがどっこい、おぼえたての生徒の皆さんは戻る必要の無い時に戻るのですっ!

例えば、WordでCtrl(or Shift)キーを押しながら複数のオブジェクト(図や図形)を選択しようとしています。うっかりCtrlキーから指を離してしまったタイミングで次のオブジェクトをクリックしてしまって、それまでの複数の選択が解除されてしまい、最後の一つだけ選択された状態になったとしましょう。

この場合、「あぁ~あ……」とは思うものの、また、選び直せば良いのですが、ここでやってしまうのですよ、「元に戻す」をっ。

オブジェクトの選択は、編集作業ではなく編集対象を選ぶ、つまり編集の準備をしただけです。それなのに「元に戻す」をしても、選択の失敗前には戻れないし、何なら、そのひとつ前の編集作業が元に戻ってしまいます。

しかも、その「元に戻す」によってうっかり必要で行った作業をひとつ戻してしまっていることに気付かないまま、先の作業に進むと、それは無かったことになっています。その作業をした後の状態には、もう戻れません。残念。

まとめ……「元に戻る」は“編集作業”を元に戻します。編集対象の選択であるとか、アプリケーション自体への環境設定などは戻せません。

お気軽にお申込みください!

« »