わかできブログ

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ところでSSDってなんだっけ?

SSDが普及しはじめて、早10年。
近年では、HDDの代わりにSSDが内蔵ストレージとして搭載されているパソコンも増えてきました。

ところで皆さんはSSDの特徴を説明できるでしょうか。

SSD(ソリッドステートドライブ)は、HDDの次世代として登場し、HDDより「速い、軽い、強い」という特徴を持っています。
HDDと違い、フラッシュメモリーを記憶装置として扱っているため、メモリーカードの仲間とも言えます。

HDDと比較したメリット

・衝撃に強い

HDDは内部に円盤上のディスクがあり、磁気ヘッドを使って読み書きします。
そのため衝撃が加わると磁気ヘッドがディスクに当たり傷がついたり、ディスク自体が割れたりします。
SSDはフラッシュメモリーなので多少の衝撃が加わっても、壊れにくいのが特徴です。


・処理速度が速い

HDDはディスクを回転させて、そこに磁気ヘッドを移動して目的のデータが来るまで「数十ミリ秒~数百ミリ秒」も待つ必要があります。
しかしSSDはそのような機械的な待ち時間がなく、さらにフラッシュメモリーに読み書きするため、処理速度が高速です。

ちなみに、1ミリ秒とは1000分の1秒のこと。
あの宇宙刑事シャリバンは、わずか1ミリ秒で赤射蒸着を完了しますが、それよりもHDDの読み書きスタンバイには時間がかかるということです。


・動作音がない

HDDは磁気ヘッドやディスクの回転による動作音が発生し、さらには不良があると「カチカチ」などと異音が発生します。
SSDは機械的に駆動する部分がないため、無音です。


・発熱や消費電力、重量、サイズが小さい

HDDと比較して駆動する機器がないため発熱や消費電力が低く、ディスクがないため軽くなり、サイズもかなり小さいため、ノートパソコンの小型化、薄型に寄与しています。
「M.2(エムドットツー)」というマザーボードに直接挿して使う、パソコンの内蔵メモリーのような形状のSSDもあります。

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HDDと比較したデメリット

・割高

HDDと比較してSSDは割高です。
しかし最近は需要が増えてきたため、下落傾向にあり、2019年末段階では500GBくらいで5000~7000円程度で購入できます。


・容量

HDDはテラバイト単位でパソコンに搭載されていますが、SSDは価格や機能的なところもあり、まだそこまで大容量にはできません。


・故障と書き込み回数

SSDはHDDと比較して壊れにくいのが特徴ですが、USBメモリーと同じように、長期間読み書きをしていないと自然放電によってデータが消えたり突然故障することもありえます。
また、書き込みの回数にも一定の限度があります。
そうなるとHDDよりもデータ救出がしにくくなることもあるようです。

ただ、現在は書き込み回数が増えてきており、例えば128GBのSSDであれば書き込みした総容量が2~300TBになるまで心配ないようです。
1日あたり100GBを書き込んでも5~8年くらいの寿命があるということです。そこまで心配する必要がなくなってきています。

また、今では約5年間放置してもデータは消えないようですので、ほとんど心配しなくても大丈夫ですね。

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パソコンの内蔵ドライブを入れ替える

読み書きの速さや軽量化、静音を求めて、パソコンの内蔵HDDをSSDに換装することもできます。
専用のツールを使うことでOSごとSSDに移行できるため、安価にパソコンを高速化できるのです。

OSごと他のディスクに入れたらライセンスは問題ないの?と思いますが、現在のライセンス管理なら、ほぼ同じ構成のパソコンであれば、たいていは問題なく認証できるようです。

ただ、規格を確認したり、ノートパソコンの底面を開けてHDDを取り出したりと作業が難しいところもあります。
そのためそのようなサービスを提供している有料サポートに依頼するのが一番です。
それなりの価格はしますが、OSがSSDに入っているだけでもパソコンを買い換えるより安価に爆速化できます。

最近では外付けドライブにSSDを利用するケースも増えてきました。
小型で高速なので持ち運びにも便利です。
ただ、高速化を体感するためには、パソコンのUSBポートが3.0または3.1でないと実感できませんので注意しましょう

ただ、バックアップや写真・動画などの長期保存については

  • 頻繁にデータの読み書きをしない
  • 容量が必要
  • 移動して使うことがない

ということを考えるとHDDの方が価格も利便性も良いと思います。

それでも機械的な故障が心配という場合には、年額4,900円(税込)のAmazonプライム入ることで、写真だけなら元のサイズで無制限に保存できます。(動画は5GBまで)
Googleフォトなら無料で写真(1600万画素に自動圧縮)と動画(フルHDサイズに自動調整 1ファイル10GB以下)の保存が無制限にできます。
1600万画素であればA4サイズの印刷も問題ないくらいですし、昔のデジカメ写真なら元のサイズ以上なので、これでもいいくらいですね。

話が変わってきましたが、パソコンを買い換えるタイミングでSSD搭載モデルを選択することで、より高速になり、その速度が長持ちします。
次の買い替えのタイミングで是非選択肢の一つとして考えてみてください。


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